赤外線調査

外壁タイルが剥落する前に!ドローンによる赤外線調査を行いませんか?

投稿日:2023年3月23日 更新日:

外壁にタイルが使用されている場合は多くあります。外壁がタイルである場合、メンテナンスをしなくても良いと考えている方もいらっしゃるかもしれません。では、本当にメンテナンスをしなくても良いのでしょうか。

今回は、外壁タイルはメンテナンスが要るかどうか、タイルが剥落する仕組み、ドローンでの点検のメリットについて解説いたします。

外壁タイルは劣化しにくいからメンテナンスは要らない?

かつてタイルはメンテナンスフリーと言われていたため、多くのマンションの外壁材としてこぞって取り入れられていました。

外壁材には無機質のものと有機質のものが存在します。具体的に無機質とは石や砂、金属、ガラスなど自然から採取される物質のことを指します。タイルは原材料である土や石、砂といった自然素材を高温で焼いて、成形した無機質の外壁材です。

石や砂などの無機物は、劣化することなく自然界に存在し続けることができる物質です。そのため、無機物からできたタイル自体も耐久性が群を抜いて高く、紫外線や雨風の影響を受けても変色や劣化を起こしにくい外壁材であるといえます。

タイルはその形を成形するまでに1300度近くの高温で焼き固められるという工程を経るため、非常に硬く耐傷性に優れています。外壁のメンテナンスが必要となる要因として、風で飛ばされた砂や埃などが外壁を傷つけ、その傷に汚れがついてしまったり、劣化してしまうことが挙げられます。

サイディングやモルタルなどの外壁材であると、吸水と乾燥を繰り返すと伸縮が起き劣化につながります。一方タイルはほぼ水を吸わないので、タイル自体が吸水することによる雨漏りのリスク、そして冬場に吸い込んだ水分によって凍害を起こすこともサイディングやモルタルと比較すると少ないのです。

しかし、タイル自体の持ちが良かったとしても、タイルと接着している下地に問題があればタイルが浮いてくるため、それを放置してしまうと剥落する可能性があります。また、タイル自体にヒビが入ってしまうことも珍しくないため、結果的にメンテナンスは必須と言えます。タイルのメンテナンスをせずに放置することにより重大な事故も起きているため、メンテナンスフリーだと思わないようにしましょう。

外壁タイルの浮きやヒビを放置したことによる事故も多発している

タイルの剥落による事故は毎年発生しており、年々増加傾向にあります。また、過去にはケガを負ったり、死亡事故も発生しています。

年度 2014 2015 2016 2017 2018 2019
件数 (被害者数) 6(1) 3(1) 6(9) 5(1) 8(1) 12(7)

引用:KFタイルホールド工業会

「2016年7月7日付け朝日新聞では、2016年に大阪府浪速区でタイル落下事故が起き、女性が後頭部を打って軽傷を負ったとし、1989年の福岡県北九州市では、高層マンションの最上階から落下した外壁タイルが3人を直撃。2人が死亡、1人が重傷を負っている(国土交通省「建設省住宅局建築指導課長通達」より)」

東日本大震災でも、外壁が落下するショッキングな映像が流れました。
ここ数年マンション組合やオーナーさんの間でも、タイルのメンテナンスを急がないと剥落してからでは遅いという認識が高まってきています。

タイルが剥落する仕組み

外壁タイルは、タイル・接着モルタル・コンクリートの3層で構成されています。これらの材料が外部から温湿度の変化を受けることによって、膨張係数の違いによって構成剤ごとに異なった伸縮が発生します。この異なった伸縮が生み出すひずみは外気環境の変化によって日々発生し、外壁に疲労が蓄積しタイルに浮きを発生させてしまいます。

この浮いたタイルの部分に雨水が侵入し、日射による温冷を繰り返すことで膨張・伸縮が絶えず発生してしまう状況になります。雨水によって次第にタイルの浮きが進行し耐えられなくなり、剥離してしまうという流れなのです。

12条点検でタイルの調査・報告義務がある

以下記事を参考にタイル調査が義務化されていることを記載

平成20年の改正により、いわゆる外壁の全面打診調査が義務付けられました。
(※平成20年国土交通省告示第282号)

定期報告制度とは、建築基準法(第12条第1項〜第3項)により建築物や昇降機などの定期的な調査・検査の結果を報告することを所有者・管理者に義務付けることによって、建築物の安全性を担保することを目的とした制度です。

この定期報告は建築基準法第12条に定められており、報告を怠ることは法令違反になります。その場合、建築基準法101条によって、100万円以下の罰金が課せられる可能性があります。

事故を未然に防止するため、外壁や避難路など建築物の防災上の性能について、専門家に定期的に見てもらう必要があります。万が一、建築に関わる事故等が発生した場合、定期報告の有無、その内容は重要な参考資料となります。また、計画的な修繕や維持管理を行うことは、長期的に見ると維持保全費用を抑えることにもつながります。

タイル調査はドローンによる赤外線調査がおすすめです!

従来のタイル調査は、1000平米以下の場合であると足場代を含んで少なく見積もっても約100万円以上はかかってしまいます。しかしドローンによる調査であると、約50万円で調査をすることができ、点検費用を50%以上カットすることができます。また、事故のリスクも限りなく0に近づきます。

加えて、調査にかかる時間に関しても、設備の仮設期間だけでも足場を組み立て調査をすると1ヶ月程度かかってしまいます。ゴンドラであったとしても、3分の1の10日程度かかってしまいます。しかし、ドローン外壁点検は最短で半日程度で準備から撮影調査まで完了することができます。

ドローンでの調査は品質が心配だという方もいらっしゃると思います。赤外線画像は、対象からの撮影位置よって品質が大きく左右されます。自由自在に上下左右の移動が可能なドローンであれば、マンションの高層階も地上と同じ画角で、かつ高繊細な画像で品質の高い調査を行うことが可能です。

また、打診法による従来の調査法であると、外壁の浮きの広がりや剥離発生の可能性があります。しかし、ドローンによる調査は非接触で実施するため、外壁への影響は全くありません。

ドローンフロンティアでは、総飛行時間1000時間以上の経験豊富なパイロットが多数在籍しているので、安全第一の飛行をお約束します。赤外線診断の公的資格を取得済の専門担当・自社スタッフによる年間150棟以上の画像解析診断実績があります。また、日本全国において飛行許可を取得しているので、全国どこであっても出張可能な体制を整えています。

外壁の調査を行いたいと考えているが、コストがかかってしまったり、期間が長かったり、近隣住民への騒音の心配をしたりして調査を見送っている場合は、ぜひ一度弊社にご相談ください!
お問い合わせはこちらからお願いいたします!

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